ファイザー GE薬のレバミピド錠「ファイザー」を発売

医薬メモ: ファイザー(株)は、胃炎・胃潰瘍治療剤レバミピド錠100mg「ファイザー」(日本薬局方 レバミピド錠)を1月12日に発売する(2012.1.6同社ニュースリリースより)。
「つたわるフォント」の採用、含量表示とPTPシートの工夫といった医療安全を考慮した製品認識性向上の取り組みがされている。同剤は、エスタブリッシュ医薬品事業部門が扱う。 同部門では、これまでレバミピド錠を含め16成分、32品目の後発医薬品を販売している。

 レバミピド(Rebamipide): プロスタグランジン(PG)の産生を促進させることで胃壁を守る粘膜を増やし、胃粘膜の血流を促すことで、胃の胃酸に対する防御機能を高め、胃炎や胃潰瘍の治癒を促進する働きがある。ムコスタ(Mucosta、登録商標第2330326号)の商品名で大塚製薬から発売されている。同社のRebamipide関連特許は複数あるが、そのうち特許2812998は平成20年(行ケ)第10366号審決取消請求事件で進歩性欠如の無効審決が維持されている(一昨日のブログ参照)。 期間満了済。
・特許2812998 請求項1: 2-(4-クロルベンゾイルアミノ)-3-(2-キノロン-4-イル)プロピオン酸またはその塩を有効成分とする,胆汁酸の胃内への逆流に起因する胃炎の治療剤。

♪ エスタブリッシュ医薬品事業部門: 日本ファイザーにおいて、ジェネリック医薬品を扱う事業部門。 ファイザーでは、医療の現場で広く、長く使われてきた実績があり、特許が切れた医薬品をエスタブリッシュ医薬品と呼んでいる。 エスタブリッシュ医薬品は、特許の切れた自社の長期収載品と後発医薬品を含む。 下記の「ファイザー 後発医薬品特設サイト」に詳しい情報が記載されている。
https://pfizerpro.jp/lp/establish-g/top.html

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