イクセロンパッチ:日本初の貼付タイプのアルツハイマー型認知症治療薬の製造販売承認

医薬メモ: ノバルティス ファーマ()2011422日、アルツハイマー型認知症治療剤「イクセロン®パッチ4.5mg, 9mg, 13.5mg, 18mg」(一般名:リバスチグミン)の製造販売承認を取得した。
日本初の貼付タイプのアルツハイマー型認知症治療剤で、適応症は軽度及び中等度のアルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制(2011.04.22ニュースリリースより)

♪ イクセロンパッチ: 11回、皮膚(背部、上腕部、胸部のいずれか)に貼る経皮吸収型製剤。 投与が簡便で、かつ服薬状況が目で見て確認できるため、介護者の方の服薬管理や服薬介助の負担軽減が期待される。 皮膚を通して薬剤が徐々に吸収されることで血中濃度の急激な上昇が抑えられ、消化器症状(主に悪心、嘔吐)が軽減される。 20077月に米国、20079月にEUで承認されて以来、軽度から中等度のアルツハイマー型認知症の標準治療薬の一つとして、世界82カ国以上で承認されている(20111月末現在)。経口剤(カプセル剤又は経口液剤)は93の国と地域で承認されている(2011 1 月時点)。 イクセロンパッチ関連特許としては特許3820103、特表2009-517468がヒット。
♪ リバスチグミン: 脳内アセチルコリンエステラーゼ及びブチリルコリンエステラーゼを阻害し、アセチルコリンレベルを増加させる効果がある。3-[(1S )-1-(Dimethylamino)ethyl]phenyl N -ethyl-N -methylcarbamateIUPAC)。

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