クレームと実施例


特許の出願書類明細書)には、発明の名称、クレーム、背景技術、課題、手段、実施形態、実施例などの欄があります。
読み物としては、背景技術とか、課題とか、手段のところが面白かったりしますが、医薬・バイオ・化学分野でよい明細書を作るにはクレームと実施例が特に重要です。 他が良くなくても、ここがよければ何とかなったりします。
クレームと実施例を作るときに考えることはいろいろあります。 回避しやすいクレームになってしまっていないかとか、クレームは開発品を本当にカバーできているかとか、クレームが従来技術を含んでいないかとか、用語の設定は本当にそれでいいかとか、新規性・進歩性・記載要件との兼ね合いはどうかとか、実施例は欲しいクレームに対して十分かとか・・・。
あと、明細書を作り終えたなら、自分が作ったクレームを疑ってみるっていうのが大事だったりします。

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