3月にニュースになった新しい製薬会社を紹介します。
■協和キリン富士フイルムバイオロジクス株式会社
<3月27日、協和キリン>
富士フイルム株式会社と協和発酵キリン株式会社は、バイオシミラー医薬品の開発、製造、販売の合弁会社「協和キリン富士フイルムバイオロジクス株式会社」を発足したと発表しました。
3月27日設立。 資本金1億円(出資比率: 富士フイルム50%、協和キリン50%)。
まず、アダリムマブのバイオシミラー医薬品の開発を行うそうです。 2013年初めに臨床試験をスタート予定。
■ジャパンワクチン株式会社
<3月2日、第一三共株式会社>
グラクソ・スミスクライン・バイオロジカルズ(ベルギー)、グラクソ・スミスクライン株式会社と、第一三共株式会社は、日本国内でワクチン事業を展開する合弁会社「ジャパンワクチン株式会社」を設立することで合意し、契約を締結したと発表しました。
4月2日設立。 資本金1億円(出資比率: GSK 50%、第一三共50%)。
両社が保有する予防ワクチン製品に関する開発権ならびに販売権を継承し、日本国内における臨床開発、マーケティング、ならびに営業活動を行うそうです。
■AbbVie
<3月26日、アボット ジャパン株式会社>
米医薬品・医療器具大手のアボット・ラボラトリーズは2012年に会社分割を行い、研究開発型製薬企業(新薬を扱う)と、メディカルプロダクト企業(GE、医療機器、診断薬、栄養剤等を扱う)の独立した2社を設立する予定です。
3月26日のプレスリリースによれば、研究開発型製薬企業の名前がAbbVieに決まったそうです。 ヒュミラ、Lupron、シナジス、カレトラ、クレオン、Synthroid等を扱います。 メディカルプロダクト企業はこれまで通りアボットの社名を使用するそうです。
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