先日ブログでご紹介した通り、6月29日(木)にバイオ医薬EXPOでセミナーを行うのですが、その講演資料が完成しましたので、事務局へ納品しました。
講演タイトル、目次は以下のとおりです。---------------------------------------------------------------------------—
■タイトル
バイオ医薬品の特許出願動向と最新の特許訴訟・無効審判・異議申立事例■目次
1. バイオ医薬品とは
2. 特許出願の基本
2.1 出願書類
2.2 出願から特許取得までの流れ
2.3 特許をとるために必要な主な要件
2.4 オプジーボ(抗PD-1抗体)特許の特許公報
2.5 バイオ医薬特許のクレームの例
2.6 抗体特許に特有のクレーム限定の例
2.7 核酸医薬特許のクレームの例3. 抗体医薬関連特許の出願分析
3.1 抗RANKL抗体の出願分析
3.2 抗グリピカン3抗体の出願分析
3.3 抗IL-6R抗体の出願分析4. バイオ医薬品特許の訴訟事例
4.1 オプジーボ/キイトルーダ(抗PD-1抗体)の事例
4.2 レパーサ/プラルエント(抗PCSK抗体)の事例
4.3 ヒュミラ(抗TNF-α抗体)の事例
4.4 ニューポジェン/ザルシオ(G-CSF)の事例
4.5 CRISPR-Cas9(ゲノム編集技術)の事例5. バイオ医薬品特許の異議申立・無効審判の事例
5.1 異議申立・無効審判の流れ
5.2 2015年以降のバイオ医薬特許の異議申立・無効審判の事例
5.2.1 アクテムラ製剤特許の無効審判事例 ~ポリクロとモノクロを組み合わせるのは難しい~
5.2.2 アクテムラ併用特許の無効審判事例 ~併用の効果が単剤より高いのは予想外?~
5.2.3 レパーサ競合品特許の無効審判事例 ~競合抗体クレームの有効性~
5.2.4 オプジーボ用途特許の異議申立事例 ~多数列挙中の一行記載の弱さ~
5.2.5 ハーセプチン用法特許の無効審判事例 ~後出しデータの参酌の可否~
---------------------------------------------------------------------------—講演の持ち時間が50分なのですが、PPTスライドが89枚あります。
89枚は本来多すぎると思いますが、全てのスライドについて詳細に解説する予定はなく、解説しきれない部分は興味があれば各自後で読んでいただくことを想定しています。今回は訴訟・異議・無効審判を中心にしたいとおもっているので、目次の前半部分はささっと終わらせて、後半部分(主に5)に時間をかけたいと思っています。目次の5.2.1~5.2.5の無効審判と異議申立の事例については、新しい事例なので解説したセミナーはほとんどないんじゃないかなと思います。
無効審判と異議申立の結果については、いずれも特許権者に有利な結果になっています。今後、審決取消訴訟が提起される(又は無効審判が請求される)可能性が高いと思いますので、そんな進行中のものについてコメントはしにくいのですが、せっかくの機会なので、自分が請求人(又は申立人)側だったらどんな主張ができるかについても少しコメントする予定です。セミナーの申込み方法などの情報は、下記ページに記載しています。・(6月29日) 「第1回 バイオ医薬EXPO」でバイオ医薬特許の講演をします。
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