特許メモ 先行技術との差別化 特許出願の明細書を作成する時には、いろいろ検討することがあります。今わかっている先行技術に対して本当に差別化できているかどいうか、この点を検討することが、あたり前ですが特に重要です。 新規性はあるけど、単に先行技術1と2の組合わせ... 2014.03.20 特許メモ
特許メモ クレームと実施例 特許の出願書類(明細書)には、発明の名称、クレーム、背景技術、課題、手段、実施形態、実施例などの欄があります。読み物としては、背景技術とか、課題とか、手段のところが面白かったりしますが、医薬・バイオ・化学分野でよい明細書を作るにはクレームと... 2014.03.18 特許メモ
特許調査 特許調査会社と特許事務所の調査業務の特徴 一般的に、特許事務所では明細書作成とか、拒絶理由応答とか、翻訳とかが主業務ですが、特許調査も業務の一部として行なっています。ただ、特許調査に関しては、それを専門に(または主業務として)行なっている特許調査会社がたくさんあります(以下、特許調... 2014.03.13 特許調査
バイオメモ 話題のSTAP細胞の特許出願(続き) 最近、国内外の研究者・研究機関から、STAP細胞を再現できないぞっていう指摘が相次いでいるそうです。 実験条件にもよると思いますが、ニュース記事を見る限りでは、実際に作れたとしても再現性は低そうな印象を受けました。 特許的にもこれは好ましく... 2014.03.03 バイオメモ
特許調査 特許検索競技大会2013のフィードバックセミナーに参加しました。 21日に、特許検索競技大会2013のフィードバックセミナーに参加してきました。この大会は、機械、電気、化学・医薬分野に分かれて、検索技術を競う大会です。調査時間は4時間で、毎年1回開催されています。今回参加したセミナーは、その大会で出題され... 2014.02.23 特許調査
バイオメモ 話題のSTAP細胞の特許出願 先月末頃からSTAP細胞が話題になっています。 既にいろんなところでまとめられているのですが、参考までにここでも取り上げておきます。■Wikipediaはここ。■Natureはこことここ。■PCT出願はここ(WO2013163296)。■P... 2014.02.13 バイオメモ
論文・セミナー 医薬品の特許調査セミナーを開催しました。 先日ご紹介しました通り、1/31に医薬品の特許調査セミナーを開催しました。お忙しい中お越しいただいた受講者の皆様、誠にありがとうございました。セミナーでは、医薬分野に絞って、特許調査の具体的な進め方や、データベースの種類・使い方、調査事例を... 2014.02.12 論文・セミナー
論文・セミナー (1月31日) 医薬品の特許調査セミナーを開催します。 情報機構さんのHPでは以前よりご案内しておりましたが、1月31日(金)に、医薬品の特許調査セミナーの講師を務めさせていただくことになりました。セミナーの詳細は下記の通りです。 割引きチケットは、こちらからダウンロードできます。■日時: 20... 2014.01.27 論文・セミナー
医薬メモ ハーセプチンのバイオシミラー、インドで発売(2014年2月) ハーセプチンのバイオシミラー(CANMAb、Biocon Ltd)が、2月にインドで発売されるそうです。先発品の25%ディスカウントで入手可能。 詳しくはBiocon社のプレスリリースで。・Press Releases 2014.01.21 医薬メモ
顕著な効果 動機付けがあるとしても、顕著な効果により進歩性ありと判断された事例(シュープレス用ベルト) <判決紹介>■コメント:動機付けがあるとしても、顕著な効果により進歩性ありと判断された事例。 無効審決取消。 ☆☆☆本件発明1と引用発明1の相違点は、前者の硬化剤が「ジメチルチオトルエンジアミン(以下、A)」であるのに対し、後者は「3,3′... 2014.01.19 顕著な効果
結晶特許 ファモチジン事件 <判決紹介>■コメント:ちょっと古いけど、ファモチジン事件。 結晶特許発明の技術的範囲を検討する上で参考になる事例。 裁判所は、出願経過等を考慮し、技術的範囲に属さないと判断した。☆☆☆☆■平成15年(ネ)第3034号 特許権侵害差止請求控... 2014.01.16 結晶特許
結晶特許 ニカルジピン事件 <判決紹介>■コメント:ちょっと古いけど、ニカルジピン事件。 結晶特許発明の技術的範囲を検討する上で参考になる事例。 裁判所は、作用効果を考慮した上で、控訴人製剤は技術的範囲に属すると判断した。☆☆☆☆■平成14年(ネ)第1567号 損害賠... 2014.01.15 結晶特許
用途特許 広告宣伝の内容から、被告化粧料は部分肥満改善用を満たすと判断した事例 <判決紹介>■コメント:被告化粧料が「部分肥満改善用」の構成要件を充足するかどうかという点について、広告宣伝(ウェブ、商品説明書)の内容から、充足すると判断した事例。 ☆☆■平成23年(ワ)第4836号 特許権侵害差止等請求事件■平成25年... 2014.01.13 用途特許
バイオメモ 京都大学、遺伝子を特定しないiPS細胞の日本特許成立 京都大学iPS細胞研究所(CiRA)のニュースリリースによると、遺伝子を特定しないiPS細胞の日本特許が成立したそうです。発明者は昨年ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授。この連休はIPDLが止まっているので詳細は確認できませんが、クレームは下... 2013.12.21 バイオメモ
特許調査 IPDLで「。」を検索する クレームの末尾をどんな表現にするか迷うときがあります。例えば医薬品の場合、医薬品、医薬、医薬製剤、医薬組成物、治療薬、治療剤、改善薬、改善剤などの表現が考えられますが、「医薬品。」、「医薬。」のようなかんじで検索すれば、クレーム末尾にどの表... 2013.11.30 特許調査
顕著な効果 顕著な効果の主張が認められなかった事例(アテローム性動脈硬化症の治療剤) <判決紹介>本願発明と引例発明の実験条件がそろっていないので、本願効果の顕著性を立証することができていない、と判断された事例。 拒絶審決維持。 ☆☆---------&... 2013.10.15 顕著な効果
顕著な効果 顕著な効果の主張が認められなかった事例(電磁波遮蔽積層体) <判決紹介>顕著な効果の主張が認めらなかった事例。 裁判所は、「発明の効果の程度が厳密に予測できなければ直ちに進歩性を有すると認定されるわけではない。」、「作用の程度を厳密に予測することは困難であるとしても,一定程度の予測性はあるといえる。... 2013.10.15 顕著な効果
補正 減縮補正かどうかは明細書次第/哺乳動物の食欲抑制に有効な量のポリデキストロース/平成24年(行ケ)第10350号審決取消請求事件 <判決紹介>コメント: 請求項1の「食物摂取抑制有効量」を「食欲抑制に有効な量」に補正することが、「減縮」に該当するかどうかという点について、明細書の記載内容が考慮された事例。 裁判所は減縮に該当しないと判断した。 拒絶審決維持。 ☆■平成... 2013.08.30 補正
進歩性 確認実験に進歩性なし/薬剤A耐性ウイルス感染治療用の薬剤A’/平成15年(行ケ)第405号審決取消請求事件 <判決紹介>■平成16年09月16日、東京高等裁判所■原告: シャイアー バイオケム インコーポレイテッド■被告: 特許庁長官■特許出願: 平成7年特許願第527244号■請求項1: ヒトにおいて,2-ヒドロキシメチル-5S-(シトシン-... 2013.07.28 進歩性
引例 優先日前の意に反する公知はNG/平成7年(行ケ) 第148号審決取消請求事件 ■平成9年03月13日■原告: セントレ・ デエチューデ・プール・ランダストリエ・ファーマセテイク■被告: 大原薬品工業株式会社 等■特許: 特許1072819■請求項1: 次式..式......別紙A (式中Xは酸素原子または硫黄原子を表... 2013.07.28 引例