データの後出し

ハーセプチン用法特許の無効審判事例 ~後出しデータの参酌の可否~

<審決紹介>・無効2016-800021・審決日:2016年12月27日・合議体:審判長 特許庁審判官 内藤伸一、審判官 渡邉潤也、審判官 齋藤恵・請求人:セルトリオン・インコーポレイテッド・被請求人:ジェネンテック,インコーポレイテッド・...
薬理データ

用法用量特許の実施可能要件が明細書に記載のないコンピュータシミュレーションにより認められた審決例

<審決紹介>・無効2016-800071・審決日:2017年7月5日・合議体:審判長 特許庁審判官 福井美穂、審判官 大久保元浩、審判官 關政立・請求人:セルトリオン・インコーポレイテッド・参加人:ファイザー・ホールディングズ合同会社・被請...
論文・セミナー

Pharm Tech Japanの取材を受けました!

医薬品の製剤と製造の専門誌「Pharm Tech Japan」の取材を受けました。・Pharm Tech Japan Tech Japanの「創薬創剤人」という連載に載るそうです。いつもは医薬品の製剤や製造に関わる方に取材しているそうです...
測定方法

測定方法を適切に再現できないから実施可能要件/明確性要件違反と判断された事例

 <判決紹介>・平成28(行ケ)10205 特許取消決定取消請求事件・平成29年6月14日判決言渡・知的財産高等裁判所第1部 清水節 中島基至 岡田慎吾・原告:キッコーマン株式会社、日本デルモンテ株式会社・被告:特許庁長官・特許5...
論文・セミナー

第1回 バイオ医薬EXPOのセミナー資料完成!

先日ブログでご紹介した通り、6月29日(木)にバイオ医薬EXPOでセミナーを行うのですが、その講演資料が完成しましたので、事務局へ納品しました。講演タイトル、目次は以下のとおりです。-----&#45...
論文・セミナー

(6月29日) 「第1回 バイオ医薬EXPO」でバイオ医薬特許の講演をします。

6月29日(木)に、「第1回 バイオ医薬EXPO」で講演させていただくことになりました。バイオ医薬EXPOのサイトは「」です。講演タイトルなどは下記の通りです。■タイトルバイオ医薬品の特許出願動向と最新の特許訴訟・無効審判・異議申立事例■講...
論文・セミナー

書籍「先端治療技術の実用化と開発戦略」に核酸医薬特許の論文が掲載されます。

今月末に、私が一部執筆を担当させていただいた書籍が発売されます。 タイトルなどは下記の通りです。 ■書籍タイトル 先端治療技術の実用化と開発戦略 (核酸医薬、免疫療法、遺伝子治療、細胞医薬品) ■発売日等 発刊予定日:2...
均等

最高裁 マキサカルシトール製法特許の「均等侵害」認め、中外製薬が勝訴

<判決紹介>マキサカルシトール製法特許の均等侵害の最高裁判決がでました。 DKSHジャパンらの上告は棄却されました。 最高裁では均等の第5要件(特段の事情)のみ判断されました。中外製薬のニュースリリースはこちらです。・オ...
食品特許

カゴメ 対 伊藤園のトマトジュース特許訴訟

カゴメ 対 伊藤園の訴訟を朝日新聞が報道し、ネットで話題になっています。▼Yahooニュースカゴメ、伊藤園を提訴 トマトジュース製法特許めぐり記事を読むに、経緯は下記のようです。①伊藤園のトマトジュースに関する特許が2013年に登録された。...
延長登録

「延長された特許権の効力」の知財高裁大合議判決

<判決紹介>・平成28年(ネ)第10046号 特許権侵害差止請求控訴事件・平成29年1月20日判決言渡・知的財産高等裁判所特別部 設樂隆一 清水節 髙部眞規子 鶴岡稔彦 寺田利彦・控訴人:デビオファーム・インターナショナル・エス・アー・被控...
新規性

本願と先行文献の患者が重複しているから新規性なしとの判断が否定された事例

<判決紹介>・平成27年(ケ)第10241号 審決取消請求事件・平成28年11月28日判決言渡・知的財産高等裁判所第2部 清水節 中村恭 森岡礼子・原告:旭化成ファーマ株式会社・被告:特許庁長官・特願2011-530844■コメント特願20...
ジェネリック

ラロキシフェン用途特許(骨粗鬆症治療)の無効審決が維持された事例

<判決紹介>・平成27年(ケ)第10166号 審決取消請求事件・平成28年11月16日判決言渡・知的財産高等裁判所第2部 清水節 片岡早苗 古庄研・原告:イーライ・リリー・アンド・カンパニー・被告:沢井製薬株式会社・特許2749247■コメ...
ジェネリック

オキサリプラチン特許侵害訴訟4。クレームの緩衝剤は添加したものに限られると判断された事例。

<判決紹介>・平成27年(ワ)第28468号 特許権侵害差止請求事件・平成28年10月28日判決言渡・東京地方裁判所民事第40部 東海林保 勝又来未子 古谷健二郎・原告:デビオファーム・インターナショナル・エス・アー・被告:日医工株式会社・...
ジェネリック

オキサリプラチン特許侵害訴訟3。クレームの緩衝剤は添加したものに限られると判断された事例。

<判決紹介>・平成28年(ワ)第15355号 特許権侵害に基づく損害賠償請求事件・平成28年10月31日判決言渡・東京地方裁判所民事第29部 嶋末和秀、鈴木千帆、天野研司・原告:株式会社ヤクルト本社、デビオファーム・インターナショナル・エス...
数値限定

数値限定が課題を解決できると認識できない範囲を含んでいるためサポート要件を満たさないと判断された事例

 <判決紹介>・平成26年(行ケ)第10155号 審決取消請求事件・平成28年10月19日判決言渡・知的財産高等裁判所第2部 清水節 片岡早苗 古庄研・原告:キッコーマン株式会社・被告:花王株式会社・特許4340581■コメント:...
製法特許

マキサカルシトール製法特許は進歩性有りと判断された事例

 <判決紹介>・平成27年(行ケ)第10251号 審決取消請求事件・平成28年10月12日判決言渡・知的財産高等裁判所第2部 清水節 中村恭 森岡礼子・原告:セルビオス-ファーマ エス アー・被告:ザ・トラスティーズ・オブ・コロン...
数値限定

アスタキサンチン特許侵害訴訟:pHの数値限定の進歩性が認められなかった事例

 <判決紹介>・平成27年(ワ)第23129号 特許権侵害差止等請求事件・平成28年8月30日判決言渡・東京地方裁判所民事第46部 長谷川浩二 藤原典子 中嶋邦人・原告:富士フイルム株式会社・被告:株式会社ディーエイチシー・特許5...
訂正

訂正審判で誤訳の訂正を試みたが、特許請求の範囲の実質的変更に該当するとして認められなかった事例

 <判決紹介>・平成27年(行ケ)第10216号 審決取消請求事件・平成28年8月29日判決言渡・知的財産高等裁判所第2部 清水節、片岡早苗、古庄研・原告:アレヴァ エンペー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング・...
プロダクトバイプロセス

「ハイブリドーマXから生産される抗体」はPBPクレームの明確性を満たすと判断された事例

 <審決紹介>・不服2014-017732・特許5924752・請求日:2014年9月5日・審決日:2016年3月2日・審判官:田村明照、中島庸子、▲高▼美葉子・請求人:国立大学法人広島大学■コメント:昨年審査の運用が変更されてか...
論文・セミナー

「知財管理」6月号にiPS細胞の製法特許の論文が掲載されました。

「知財管理」2016年6月号に、iPS細胞の製法特許の論文が掲載されました! 昨年の抗体特許の論文に続き2本目です。 6月号の目次はこちらです↓。650~658頁に載りました。 ! 論文タイトルと抄録は下記の通りです。 ...